大人のアトピー性皮膚炎のケア

基本的には、皮膚科医と相談して、塗り薬等を使うことも必要かと思いますが、ここでは自分で出来るケアの方法をご紹介します。
「アトピー性皮膚炎」に限らず、ほとんどの病状の治療と同時に予防にも大きく関わってくる条件として、「生活面」「食事面」「精神面」があります。生活面での予防として心がけることは、規則正しい生活により、免疫機能と自律神経を正常に保つことです。食事面での予防として心がけることは、「バランスの取れた規則正しい食事」はもちろん、添加物などの科学物質や特定の食品の摂取に注意することなどがあります。精神面での発症予防は“ストレス”の軽減と解消により精神的負荷を出来るだけ軽くすることです。では具体的なケアの方法を見ていきましょう。

「アトピー性皮膚炎」の状態の肌は、乾燥肌や敏感肌になっていることが多く、そのようなデリケートな肌は、衣服がこすれるくらいの弱い刺激でもかゆみや皮膚炎を引き起こします。まずは肌触りのよい柔らかな綿素材の衣服を身に着けることをおすすめします。アクセサリー等の金属類も、敏感肌を刺激してしまいますので、直接肌につけることは避けましょう。「アトピー性皮膚炎」の人は、肌を常に清潔に保つ必要がありますが、せっけん、洗剤、スキンケア製品などに含まれる添加物が刺激になり、症状を悪化させる場合もあります。例えば通常のせっけんは、刺激が強く、肌を守る皮脂を必要以上に取り除いてしまい、その結果、肌が乾燥し、かゆみや痛みを誘発してしまう可能性があるのです。しかし、古い角質や皮脂は、雑菌を増殖させ、アレルゲンが侵入しやすくなります。こうした「アトピー性皮膚炎」の人の症状にあわせた、無添加で天然由来の保湿成分などを配合したせっけんが市販されていますので、使用してみると良いでしょう。せっけんで洗ったあとは、しっかりと洗い流すことも忘れずに。衣類に残っている洗剤から、「アトピー性皮膚炎」の症状が悪化する可能性もあります。合成洗剤や石油系の洗剤は衣類に残ると刺激となります。お勧めするのはオーガニック洗剤です。この洗剤は化学物質が入っていない、天然成分配合の洗剤です。また、漂白剤や柔軟剤は「アトピー性皮膚炎」の人には、よくありません。できるだけ洗剤だけの洗濯にとどめましょう。

ハウスダストやダニ、ほこりなどの環境要因によっても、かゆみや皮膚炎が悪化することがあります。部屋はこまめに掃除をして、ほこりのたまりやすいものをたくさん部屋に置かず、部屋を閉めきらずに風通しをよくしましょう。現代社会における疲労やストレスを取り除くことは困難ですが、睡眠不足など、改善できる要因もあるので、なるべく規則正しい生活リズムを整えるようにすることも大切です。

このように、自分で出来るケアとして重要なことは、万病に言えることではありますが、不規則な生活やストレス、乱れた食生活や不潔な住環境を避け、十分な睡眠時間(心身の休養)を確保し、心身の健康状態を維持することです。