コラーゲンとは

「コラーゲン(Collagen)」は、タンパク質の一種で、身体の皮膚や筋肉・内臓・腱・骨・関節・目・髪など、あらゆる全身の組織に含まれており、主にそれらの細胞をつなぎとめる働きをしています。「コラーゲン」は動物の体内に最も多く含まれているタンパク質で、体内に存在している「コラーゲン」の総量は、人では、全タンパク質のほぼ30%を占めており、体重の約6%にものぼります。中でも特に「コラーゲン」が多く含まれているのが皮膚、腱、骨です。皮膚は75%、腱は85%、骨は90%(水分を除いた)が「コラーゲン」だと言われています。このように「コラーゲン」は、美肌を保つだけでなく、人が健康を保つ為に必須のアミノ酸成分なのです。細胞の結合組織に弾力(ハリ)を与えて肌のみずみずしさを保ってくれる「コラーゲン」ですが、加齢とともにコラーゲンの生成能力も落ちてきます。その為、年齢肌の代表である「しわ・たるみ」が出来やすくなっていくのです。

では、「コラーゲン」の美肌効果はどのようにしてもたらされるのでしょう?現在「コラーゲン」を配合した化粧品が数多く販売されており、中でも「コラーゲン」を保湿剤の目的で使用した美容液マスクを多く見かけます。しかし、皮膚表面に塗布することにより潤いを感じることはできますが、塗布した「コラーゲン」が皮下に吸収・利用されることはないのです。「コラーゲン」による美肌効果を期待するのであれば、「コラーゲン」を体内に摂取することが必要です。

「コラーゲン」をドリンクやサプリメントで体内に摂取する場合、「コラーゲン」の1日目安量は特に定められておりません。多めにとっても副作用の心配はないと言われていますが、摂取する際には、製品の表示を確認することが大切です。ドリンクやサプリメントの主な供給源は、豚皮、魚などから抽出したものです。ドリンクやサプリメントで摂取する場合に、注意点があります。それは、通常「コラーゲン」はタンパク質なので、摂取しても体内で消化されてアミノ酸に分解されてしまうのです。このため、普通に「コラーゲン」を摂った場合、肌へ届く事はありません。ただし、ペプチド化された「コラーゲン」となると、体内に入っても分解されにくく、肌に届きます。ペプチド化とは、簡単にいうと「コラーゲン」が分解されずに、腸へ直接吸収されるように、アミノ酸の結合方法を調整しているのです。なので、お肌のハリを保ちたい目的で「コラーゲン」を摂る場合は、必ずペプチド化されている物を選ぶようにしましょう。食品からも「コラーゲン」を摂取することができます。例えば、鶏の手羽やガラ、豚足、豚耳、スペアリブ、牛筋、どじょう、ナマコ、フカヒレ、魚の煮こごり、ゼラチンなどに含まれています。ビタミンCや鉄といっしょにとると「コラーゲン」の作用がアップし、効果的です。

「コラーゲン」の役割が美肌だけでなく、体全体の健康に関わっていることは先に述べました。例えば髪の毛も加齢によって細くてハリがなくなってきます。この髪の毛のハリを保つのにも「コラーゲン」が効果的です。腰痛や関節痛を引き起こす原因として、軟骨がすり減ることがあげられますが、この軟骨の50%は「コラーゲン」です。他にも胃潰瘍や胃腸炎などの内臓疾患の予防や、血管の老化防止、免疫力をつかさどる「マクロファージ」という細胞にも「コラーゲン」が使われています。

効果的に体内に「コラーゲン」を摂取して、美肌と共に健康な身体も手にいれましょう。